18/11/03 日経新聞 朝刊米アップルが1日発表した2018年7~9月期決算は高価格帯の新製品が単価を押し上げ、純利益が過去最高となった。ただ主力スマートフォン(スマホ)のiPhone販売台数は横ばいで市場の予想に届かず、株価は時間外取引で一時急落した。端末利用者の伸びに陰りもみられ、音楽配信など端末を基盤に稼ぐサービス事業の成長に不安要素がのぞく。
確かに、日本国内でのアップルの存在感の大きさに惑わされるが、一時のような圧倒的な優位性は徐々に損なわれつつあるようにみえる。
Googleにとっての巨大サービス群、アマゾンのAIスピーカーやクラウドサービス、FacebookのVR製品やインスタに匹敵するような潜在力をもつプロダクトがアップルにあるのかと問われた場合・・・ない。
当然、iPhone、iPad、Macの機能強化により魅力度は増していくことだろうが、GAFAの他社のような世の中を変える可能性をもつプロダクトは・・・ない。
自身が証明したように、IT業界の浮沈は激しい。逆にいうと、今はトップでも、次世代を巡る競争に戦える武器を持たなければ一気に滑り落ちることだろう。