18/11/01 日経新聞レビュー:サイバー防衛 「敵陣潜入」で 闇サイトで予兆つかみ対策 守りでは限界

企業のサイバー攻撃対策に新たな潮流が生まれている。犯罪者集団が情報をやりとりする闇サイト群「ダークウェブ」に潜入して、人工知能(AI)などで情報を分析し、攻撃の予兆を把握するという手法だ。情報流出などのリスクが高まっており、巧妙になるサイバー攻撃に対して「守り」だけでは限界を迎えている。

18/11/01 日経新聞 朝刊

1983年 WarGames(邦題:ウォー・ゲーム)という映画を映画館で見た。12歳の頃の話だ。「ハッカーの少年が、アメリカ国防省のネットワークに入れてしまい、ゲームで遊んでると思ったら、核戦争がはじまっちゃった。」というストーリーで、パソコン大好き少年だった私は目を輝かせて観たものだ。しかし、当時の率直な感想として、「いやいや、そんな大事なシステムをネットワークにつながないだろ(笑)」であり、実際、一部のシステムを除いてクローズドで何ら問題が生じていなかった。まあ、フィクションで済まされる話だった。

それから、36年が過ぎたが、今やネットにつないでないクローズドシステムに、博物館に展示する以外の意味はない。まあ、日本の銀行みたいに、危険なのでメールは使いませんといった例外もあるが、「ネットを活用しない=1970年代で止まっている。」と世の中に宣言しているようなものだと思う。

1983年のウォー・ゲームは、今や現実となり、某国が国家予算をつぎ込んで編成したハッカー部隊と企業が雇ったセキュリティ企業が、24時間バトルを繰り広げるカオスな現状となっている。そうした戦いを、我々のような一般市民は目にすることはないのだが、こんなニュースを見かけると「ああ、やっとるなぁ」と感じる。しかし、正規の軍隊と異なり、ネット上で毎日「実戦」を繰り返している彼らの戦術は日進月歩であり、「最強の矛」と「最強の盾」の戦いを今後も永遠に続けていかなければならないことが、便利な情報化社会の代償行為なのだ。

お困りのこと、まずはご相談ください

082-427-6662
お電話受付時間/月〜金 9:00 - 18:00(不定休有り)

お電話に出られない場合がございますが、番号通知発信設定でおかけいただいたお電話には折り返しさせていただきます。ご希望の日時などがございましたら、お手数ですが留守番電話にメッセージをお願いいたします。
折り返しが不要な方は、お手数ですがその旨メッセージをお願いいたします。

資料請求・お問い合わせ