LINEが、みずほ銀と新銀行設立の報が届いた。そこで、LINEの社長は、下記のコメントをしたという。
18/11/28 日経新聞 朝刊LINEの強みは顧客目線の開発力。対話アプリを出した際には「電子メールでよい」と批判されたが「それでも顧客目線のサービスが受け入れられた。(銀行業に参入する)現状はすごく似ている」(出沢社長)。
このコメント、どこかで既視感があると思ったら、セブン銀行設立の際の鈴木会長のコメントだ。
14/01/13 AERA.dot「周囲は皆、素人が銀行をやってもうまくいくはずないという見方でした。メインバンクの頭取さんが私のところへ来られて、『やめたほうがいい。あなたが失敗するところを見たくない』とおっしゃったくらいです」 それでもやろうと決断した理由は何か。鈴木はこう話す。 「銀行は、土日は休みだし、午後3時に閉まってしまう。私は、家計は妻任せですが、素人目に見ると、近所のコンビニで夜中でも日曜でもお金が下ろせたら、お客様にとって便利だろう、と当たり前のことを思っただけです」
セブン銀行は、金融界から猛反対をされたアイデアだったという。しかし、鈴木会長には勝算があったと彼は後に語った。コンビニ発想の金融機関は、ゼロから市場を創造し、今なお莫大な収益を挙げている。
そして今回のLINEのチャレンジ。「LINE発の金融イノベーションとはどのようなものか?」には大変興味が湧く。