RIZAP、70億円の最終赤字 瀬戸社長が陳謝

18/11/15 日経新聞 朝刊矢継ぎ早に経営不振の企業を買収し、収益を拡大させてきたRIZAPグループの経営が転換点を迎えた。2019年3月期の連結最終損益(国際会計基準)は70億円の赤字となる見込み。

RIZAPは、この2年で60社以上の業績不振企業をM&Aで子会社にしてきたのだという。一ヶ月に2社以上のペースで買いまくってきた訳だが、買い取り価格の査定、黒字化への道筋などしっかり描く余裕がなかったのではという疑問が湧く話。

若い会社ということなのだろうが、これからは事業の取捨選択と、グループ全体での経営戦略の方向性を定めるフェーズへと移行するのだろう。

しかし、M&Aを凍結すると、同社の利益は大きく落ち込むことになるのだという。なぜなら、「負ののれん」による利益計上ができなくなるからだとか・・・。

18/11/15 日経新聞 朝刊負ののれんとは買収額が買収先の純資産を下回った場合に計上するもので、その差額は営業利益に一括計上される。

「業績不振企業を買収する」ことでこういう魔法が使えていた訳だ。しかし、創業15年の会社に、80社を超えるグループ会社を導く人材が豊富にいるとも思えず、抱えに抱えた多数の経営不振企業に魔法が効力を失ってしまったということなのか?

ただ、拡大路線が悪い訳でもなく、過去の報道でも、買収した企業でやりたいことには一貫性があったようだ(英語やゴルフなど、途中で挫折してしまいがちなものをRIZAP的に再定義するといった話)。チャレンジ精神やよし、今後は足下固めに徹するのだろう。

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